专利摘要:
画線部提供層を転写フィルム(5)から、接着媒体によって画線部に応じたコーティングが施された印刷枚葉紙に転写するための装置であって、コーティング装置(2)を有し、当該コーティング装置(2)は共通の転写間隙(6)を形成する圧胴(4)とプレスローラ(3)とを含み、当該転写間隙(6)を通って転写フィルム(5)は、フィルムストックロール(8)からプレスローラに接触しながらガイド可能であり、それゆえ転写フィルム(5)は、コーティングされた面とともに、圧胴でガイドされた印刷枚葉紙に載置されたまま、コーティングを転写するために印刷枚葉紙とともに圧力をかけられ、転写間隙を通ってガイドされるようなっている装置において、接着媒体のための塗布装置(1)が、多色刷り印刷機の印刷装置として形成されており、塗布装置が、接着媒体を制御して供給するための調量装置を備え、フィルム転写のための運転モードで、印刷プレートへの接着媒体の供給が制御可能なように、調量装置を制御するための制御装置が備えられていることを特徴とする装置。
公开号:JP2011506137A
申请号:JP2010537369
申请日:2008-11-27
公开日:2011-03-03
发明作者:ヴォルフガング・トライス;グイド・レーシュケ;ユルゲン・シェルツィヒ
申请人:マンローラント・アーゲー;
IPC主号:B41F31-02
专利说明:

[0001] 本発明は、請求項1のおいて書きに記載の、画線部提供層を支持フィルムから印刷枚葉紙に転写するための機械における装置に関する。]
背景技術

[0002] フィルム転写法を用いて印刷枚葉紙に金属層を作ることは既知である。特許文献1には、印刷材料と当該印刷材料を用いる印刷装置とが記述されている。そこには給紙装置と排紙装置とを備えた枚葉紙加工機が記されており、両アセンブリの間には印刷装置とコーティング装置とが設けられている。印刷装置の少なくとも1つにおいては、平版印刷法を用いて接着剤パターンが塗布される。当該接着剤パターンはコールドプレス法で塗布され、所定の画線部を提供する図柄を有している。印刷装置に続くコーティング装置は圧胴とプレスローラとを有しており、フィルムガイドを備えている。当該フィルムガイドは、フィルムストックロールから帯状フィルムもしくは転写フィルムが、圧胴とプレスローラとの間の、コーティング装置の転写間隙を通ってガイドされるように構想されている。帯状フィルムはコーティング装置を出た後、排出側で再び巻き取られる。転写フィルムは支持層を有しており、当該支持層上にはたとえばアルミニウムから成る金属層のような画線部提供層が塗布され得る。金属層と支持層との間には分離層が備えられており、当該分離層は、金属層が支持層から剥離可能となるためのものである。印刷枚葉紙が印刷装置を通って搬送される際には、印刷枚葉紙ごとに接着剤パターンが備えられる。その後印刷枚葉紙はコーティング装置を通ってガイドされ、圧胴の上に載置された印刷枚葉紙はプレスローラを用いてフィルム材料と結合される。その際、下になる金属層は、印刷枚葉紙の接着剤を付けられた領域としっかりと接合される。印刷枚葉紙がさらに運ばれた後、金属層は接着剤が付けられたパターンの領域でのみ接着する。それゆえ接着剤パターンの領域において、支持フィルムから金属層が剥がし取られる。このように使用された転写フィルムは、再び巻き取られる。印刷枚葉紙はコーティングされた状態で排出される。そのようなコーティング装置を、たとえば印刷機の印刷装置に組み込むことは既知である。従来装置の欠点は、しばしば充分な順応性を有して組み入れ可能ではないことである。プロセスを決定するパラメータを、ウェブの速度もしくは機械の速度による負荷、フィルムロールの巻取り性能、ウェブ張力の変化、塗布の図柄の可変、いわゆる経路の変動に依存して、制御するのは困難である。これは、塗布のプロセスにおいて、フィルム転写の際の品質損傷と、続いてフィルム塗布の欠損とを招きかねない結果となる。]
先行技術

[0003] 欧州特許第0569520号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0004] そのため本発明の課題は、画線部提供層の、印刷枚葉紙への転写を経済的かつ確実に行うことのできる装置を備えることであり、当該装置は操作が容易でなくてはならない。]
課題を解決するための手段

[0005] このような課題の解決は、請求項1の特徴に従った装置においてもたらされる。]
[0006] 本発明に従って考えられるのは、インキ濃度をコントロールするための装置を取り付けることによって、フィルム転写に適した、接着剤用の塗布装置としてのコーティング装置に前置された印刷装置の調節を行うことであり、それによってフィルム転写プロセスのための当該塗布装置において、容易な方法で有利な調節が行われ得る。]
[0007] それゆえ、印刷機の印刷装置の機能において、フィルム転写用のコーティング装置に先行する塗布装置への接着剤供給の調節が、印刷後の接着剤塗布の測定を伴う印刷機でのフィルム転写の機能のために、拡大される。そのために接着剤は、印刷インキのように用いられ、インキ濃度測定設備によって、印刷枚葉紙上で計測される。そのために、フィルム転写用の接着剤のための、特別なインキ測定フィールドが設けられることが考えられる。さらに、接着剤が測定フィールドに塗布される領域において、フィルム転写が行われないように、コーティング装置においてフィルム転写が実施されている。さらに接着剤は、転写されるべきフィルムに合わせられ、かつ同時に測定技術上良好に検出可能な、特別なインキで染められている。]
[0008] 接着剤塗布は、このような方法で容易にコントロールされ得、かつ、望まれれば、必要な塗布量についても制御され得る。]
[0009] 転写フィルムを、より小さい幅の1つあるいは複数の部分フィルムウェブに分割することによって、フィルム活用の改善を達成する必要があれば、装置はまた有利な方法で利用可能である。上述の方法と組み合わせて、様々な種類のフィルムも、互いに並列して利用され得る。]
[0010] 次に、本発明が図に基づいて詳述される。図に示されるのは、以下である。]
図面の簡単な説明

[0011] フィルム転写装置を有する印刷機の概略図である。
制御卓を有する印刷機である。
接着剤測定のための検査フィールドを有する印刷枚葉紙である。]
実施例

[0012] 図1には、少なくとも2つの印刷装置から成る枚葉紙加工機が示されている。2つの印刷装置は、次の目的のために利用される。印刷枚葉紙は、第1印刷装置において、画線部を提供する接着剤パターンを備えられる(塗布装置1)。その後次の印刷装置において、印刷枚葉紙とともに転写フィルム5が、転写間隙6を通ってガイドされ、転写フィルム5は転写間隙6において、印刷枚葉紙に押し付けられる(コーティング装置2)。] 図1
[0013] 塗布装置1は、インキ装置11と、プレート胴12と、印刷ブランケット胴13と、枚葉紙をガイドする圧胴4とを有する、従来のオフセット印刷装置であってよい。同様に、当該塗布装置1は、印刷ブランケット胴13が版胴として形成されている、いわゆるニスモジュールであってよい。版胴は、インキ装置11の代わりに、たとえばチャンバドクターシステムとして形成された装置によって、インキあるいは接着剤が供給される。]
[0014] コーティング装置2の転写間隙6は、プレスローラ3と圧胴4とによって形成される。このとき、プレスローラ3は印刷ブランケット胴に、圧胴4はオフセット印刷装置の圧胴に相当してよい。さらにプレスローラ3は版胴に、圧胴4は枚葉紙印刷機のニスモジュールの圧胴に相当してよい。]
[0015] 転写フィルム5は、複数の層で構成されている。当該転写フィルム5は支持層を備えており、当該支持層の上に分離層によって、画線部提供層が塗布されている。分離層は、支持層から画線部提供層を簡単に剥がすために用いられる。画線部提供層は、たとえば金属層、あるいは光沢のある層、あるいは繊維層、あるいは染色された層、あるいは1つあるいは複数の画線部パターンを含む層であってよい。フィルムストックロール8は、枚葉紙が供給される側で、コーティング装置2に配設されている。フィルムストックロール8には、回転駆動部7が設けられている。回転駆動部7は、コーティング装置2に転写フィルムを連続的かつ制御して供給するために必要であり、それゆえ制御可能である。さらにフィルム供給の領域においては、方向転換ローラもしくはテンションローラが備えられている。それによって、転写フィルムのフィルムウェブは、プレスローラ3に対して常に同じ張力で保持される。印刷装置の排出側には、フィルム巻取りロール9が表されている。当該フィルム巻取りロール9には、使用済みのフィルム材料が再び巻き取られる。ここでも、最適化された生産のために、制御可能な回転駆動部7が備えられ得る。実質的に、転写フィルム5は排出側では回転駆動部7によって移動され、流入側ではブレーキによって強く張られることもできよう。たとえば金属層のような画線部提供層を、印刷紙に転写するプロセスは、プレスローラ3と圧胴4との間の転写間隙6において行われる。]
[0016] 同様に、図1で示されているように、プレスローラ3’は塗布装置1において、印刷ブランケット胴13と圧胴4との間の転写間隙に後置され、かつ圧胴4に配設されていてよい。プレスローラ3’によって、転写フィルム5’は、圧胴4で保持された枚葉紙に載置されることができ、その結果画線部提供層あるいは金属層はそこで、画線部提供の接着剤塗布に直接後置されて行われ得る。] 図1
[0017] プレスローラ3は、ゴムブランケットもしくは印刷ブランケットと比肩し得るたとえばプラスチック被覆部としてのプレス張設材10が備えられている。プレス張設材10は、胴溝において緊締装置に保持される。]
[0018] コーティング方法の経済性を確実なものとするために、画線部提供層の転写が行われるべきでないときには、できる限り転写フィルム5が停止されるように、フィルムストックロール8から転写間隙6とフィルム巻取りロール9とへの、転写フィルム5のフィルム給送が制御可能なようになっている。そのために、枚葉紙をガイドする圧胴4のくわえ装置を受容する胴溝を通過する際、フィルム給送が停止されるよう、転写フィルム5の制御が行われ得る。]
[0019] 転写フィルム5がより小さい幅の1つあるいは複数の部分フィルムウェブに分割されることによって、フィルム活用の改善がもたらされる。フィルム転写のために使用されるコーティング装置2の内部には、フィルム誘導ローラ14を備える、転写フィルム5のためのウェブガイドが表されている。当該フィルム誘導ローラ14によって転写フィルム5は転写間隙6に誘導され、当該転写間隙6から排出される。このとき、フィルムガイドに対応して設けられている開口部が、コーティング装置2にある保護部15に備えられ得る。当該開口部は、フィルムウェブ5が容易に挿入・排出可能なように、かつ同時に保護機能が全面的に保たれるように、形作られる。]
[0020] 装置においては、フィルムガイドを監視することによって、付加的にウェブ張力についての情報が得られ、当該情報は、印刷プロセスもしくは転写プロセスの制御のために用いられ得る。そのために、システムが印刷機の管理ステーションに接続可能である。当該管理ステーションを介して、最大かつ最小のウェブ張力のための設定値が入力可能である。これは、使用される転写フィルム5の種類と、被印刷材料、接着剤あるいはプレス張力の性質と関連する、コーティングモジュール2における印刷条件もしくは転写条件とに依存し得る。必要なデータは、インターフェイスを介して直接データ記憶媒体からフィルムストックロールへと読み込まれることができ、コーティングモジュール2での転写プロセスの調節からのパラメータ値によって、変更され得る。]
[0021] さらに、コーティング装置2に続く印刷装置50において、金属層によって画線部に応じてコーティングされた印刷枚葉紙に、さらなる色刷りを塗布することが考えられる。このときコーティング装置2からの印刷枚葉紙は、圧胴4から枚葉紙搬送ドラムあるいは枚葉紙搬送ユニットを介して、印刷装置50の圧胴40へと移送される。印刷装置50は、オフセット印刷装置において通常となっているように、圧胴40と、当該圧胴40に配設されたゴムブランケット胴あるいは印刷ブランケット胴41と、当該ゴムブランケット胴あるいは印刷ブランケット胴41に配設されたプレート胴43と、を備えている。この図では概略化されて、インキ装置と湿し装置とが、プレート胴43に配設されている。圧胴40と印刷ブランケット胴41との間には、さらなる印刷間隙60が形成される。当該印刷間隙60において、印刷インキが、プレート胴43に張設された印刷プレート44から、印刷ブランケット胴41に設置された被覆部42を介して印刷枚葉紙に塗布される。]
[0022] プレス間隙60において、印刷枚葉紙にほぼ線状にプレスが行われ、当該プレスは金属コーティングの部分画線部にも作用する。プレス間隙60でのプレスは、転写間隙6で行われるプレスに合わせられていることが、ここでは考えられる。]
[0023] 印刷機には、経過を制御するために、いわゆる機械制御器が備えられている。当該制御器は、印刷装置50のため並びに、コーティング装置2と塗布装置1に含まれている、印刷機の印刷装置とのために、あらゆる調節を可能にしている。さらに、インキ測定設備として形成され、かつ印刷品質の監視に用いられる制御装置が、機械制御器と関連して備えられている。ここでは、インキ測定フィールドあるいはインキコントロールフィールドが、それらの濃度あるいは分光反射率に関して光学的に測定される。インキ測定フィールドあるいはインキコントロールフィールドは通常、コントロールストリップとして、印刷枚葉紙の始端あるいは終端に設けられており、測定設備で簡単に触知され得る。同様に、特に包装紙印刷において、印刷枚葉紙にインキコントロールフィールドを配分することが通例である。コールドフィルム転写用の印刷機の調節の際に、対応して、インキ測定設備と制御設備とによる制御プロセスから導き出される、印刷装置における調節は、非常に合理的である。]
[0024] このような応用は、図2と図3の記載と関連して記述されている。示された印刷機は、印刷枚葉紙60を個々に引き離すための給紙装置51を備えている。当該印刷枚葉紙は、塗布装置1とコーティング装置2と印刷装置50とで印刷された後、排紙装置52においてパイルに積まれる。このとき図2においては、印刷装置50はニスモジュールとして表されている。しかし印刷装置50は、機能的には印刷装置のようにみなされるべきである。それゆえ、ニスモジュールとして示された印刷装置50の代わりに、オフセット印刷装置あるいは複数の印刷装置が利用されてもよい。]
[0025] 図2に示された印刷機において印刷枚葉紙は、あらかじめ記述された方法に従い、塗布装置1での接着剤塗布と、コーティング装置2でのコールドフィルム転写と、によって製造される。必要な転写フィルム5は、ストックロール8から巻取りロール9へと搬送され、表面層を転写するために、プレスローラ3と圧胴4との間にある、コーティング装置2の転写間隙6において、プレスされて基層(紙、厚紙、プラスチックフィルムなど)と合わされる。続く印刷装置50において、枚葉紙はなおコーティングされ、あるいはさらに印刷されてよい。]
[0026] このように製造された印刷枚葉紙60に、接着剤塗布を評価するための補助測定フィールド61が備えられる。補助測定フィールド61は、印刷枚葉紙60の縁に一列に設けられる。補助測定フィールド61は区域ごとに設けられ、その結果接着剤塗布は、印刷枚葉紙60の長手方向に平行に延在する複数のストリップについて監視され得る。補助測定フィールド61は、フィルム転写後にプリントされた印刷インキの色調を、測定技術的に監視するための検査フィールドを有する、それ自体既知のいわゆる印刷コントロールストリップと関連して設けられてよい。]
[0027] 記述される補助測定フィールド61は、フィルム転写のために備えられる印刷図柄62と同様に、塗布装置2において接着剤によって染色される。コーティングプロセスと、場合によっては行われるフィルム塗布の上への印刷との後、印刷枚葉紙60は制御卓80で、まずは操作員によって簡単に視覚的に評価されてよい。しかしそこではまた、手動あるいは自動検出によって、インキ濃度値の形で、あるいは接着剤塗布によるすなわち接着剤塗布データとしての他の色調パラメータあるいはコーティングパラメータの形での、補助測定フィールド61の領域における測定値を、機械制御器に読み込む可能性もある。それにはたとえば、印刷インキのインキ濃度値を検出するためにも用いられる品質コントロール装置70が適している。当該装置はトラバース運動しつつ、制御卓80の、印刷枚葉紙60用の積載面に配設されていてよい。そこで、排紙装置52から取り出された検査用枚葉紙が積載され、接着剤の染色が自動的に算出され得る。接着剤の計量の調節は、塗布装置1のインキ装置11の、同様に区域ごとに形成された調量装置によって行われ、かつ計測される、接着剤のための補助測定フィールド61における、品質コントロール装置70によって検出されたインキ濃度パラメータ、色調パラメータあるいはその他の性質の層パラメータに基づいて行われる。]
[0028] 該当するデータの選別もしくは識別は、適当な補助手段によって実施され得る。対応する、品質コントロール装置70のための測定機械は知られており、印刷機の外部あるいは印刷機内に一体として設置され得る。]
[0029] それゆえ測定データの検出は第1の場合、自立したあるいは管理ステーション80に接続された携帯型スキャナによって行われてよく、当該携帯型スキャナは、最適な位置で補助測定フィールド61に近づけられ、そこで濃度値、色調値、被覆値、あるいはコーティング値を光学的に選別する。印刷機を制御するための、もしくは接着剤調量を制御するためのデータ転送は、ケーブル、無線、赤外線、あるいはその他の転送技術を介して行われる。]
[0030] 測定データの検出は、それに加えて第2の場合、カラーマッチングデスク81として形成されている制御卓80の、1つあるいは複数の一体化した品質コントロール装置70によって行われる。品質コントロール装置70用の、1つもしくは複数の測定機器は、制御卓80のカラーマッチングデスク81の載置面に配設されている。品質コントロール装置70用のこの測定機器によって、それぞれの印刷枚葉紙60は、その補助測定フィールド61の領域において自動化され、機械の作動中に選別され得る。接着剤のコーティングパラメータは、常に正確に特定され、かつ品質コントロール装置70によって補正され得る。品質コントロール装置70のための、対応する開ループ制御装置と閉ループ制御装置とは、通常制御卓80に組み込まれており、塗布装置1のインキ装置11にある調量装置と、制御に関して接続されている。当該接続は、印刷装置50の、あるいはその他の印刷装置のインキ調量装置のために備えられていてもよい。]
[0031] 機械制御器へのデータ転送と、印刷枚葉紙60を接着剤で染色するのを調節するデータの保存とは、従来技術として慣例となっている手段によって行われてよい。塗布装置1のインキ装置における、接着剤計量の調節を確実にするために考えられてよいのは、測定された接着剤塗布データをうまく利用するための接着剤調量が、相当する接着剤の適当な調量データに換算可能に調節された場合にのみ、コールドフィルム転写のための駆動の切換が行われ得ることである。このとき、後に実施されるように、コールドフィルム転写のプロセスのためのさらなるパラメータも考慮される。]
[0032] 調節に必要なデータの読み込みと完全性のプロセスは、後に、機械制御器を介しての品質監視のためにいつでも検査可能である。とりわけ、フィルムの消費を最小限にして効率を上げかつコストを節約するために、次のことが提案され得る。すなわち、最適なコールドフィルム転写に適した接着剤塗布データが、相応して、品質コントロール装置70を介してプリセットされ、規定のサンプル枚葉紙に従って検出され、かつ場合によっては自動的に修正された場合にのみ、フィルム転写が行われてよいことである。]
[0033] 良好な印刷結果を保障するために、フィルム転写に続く印刷装置におけるインキ供給の調節を、当該印刷装置における接着剤調量と場合によってはインキ調量とのための測定・制御設備の測定結果に基づいて行われるように、制御することも考えられる。それゆえ本発明に従えば、印刷機の制御には、コールドフィルム転写のための調節が、同様に接着剤塗布の際にインキ測定設備を利用することも見込まれる。そのために補助測定フィールド61は、印刷枚葉紙60への接着剤のための特別な測定フィールドとして考えられる。当該測定フィールドは、独立して、あるいはインキコントロールストリップあるいは印刷コントロールストリップの領域において、印刷枚葉紙に印刷されるべきさらなるインキのためのインキ測定フィールドとともに、設けられている。それゆえ接着剤のための補助測定フィールド61は同時に、別のインキのインキ測定フィールドとともに測定され得る。塗布装置1における接着剤供給の調節はこのような方法で、フィルム転写の際の多量の高価な刷り損じを削減することができるよう、自動化され得る。]
[0034] 機能を改善するために、好適には、転写されるべきフィルム層に合わせられているインキの方法で、接着剤が用いられる。ここにおいて、付加的なインキ効果が生まれ、あるいはフィルムの基礎インキが支持され、あるいはフィルムの光沢が改善され、あるいはフィルムの欠損箇所が補償され得る。このとき接着剤のインキは、測定技術上良好に検出可能なように、付加的に選択されてよい。]
[0035] 補助測定フィールド61が確実に検出可能になるために、補助測定フィールド61の領域では、フィルム転写が行われないよう考えられている。この目的のために、転写フィルム5がプレス間隙6を通って通過する際に、それにもかかわらずフィルム転写が行われないように、フィルム転写用に用いられる、プレスローラ3のプレス張設材10が、接着剤塗布のための補助測定フィールド61の領域において、空けられていてよい。そのために、プレスローラ3のプレス張設材10の表面は、補助測定フィールド61が枚葉紙60に印刷されている領域において、通常の表面輪郭に比べて、引っ込んでいてよい。たとえばプレス張設材10は当該領域において、いわゆる剥離したゴムブランケットのように空けられていてよい。プレス張設材10をプレスローラ3の正しい胴直径にする胴張用紙の一部を、当該領域において取り外すことによって、当該領域におけるプレス張設材10の下部構造を削減することも可能である。]
[0036] このような設置方法によって、補助測定フィールド61は生産プロセスにおいても測定されることができ、印刷インキとともに永続的な品質コントロールが実行されることができるようになる。]
[0037] すでにこれによって、フィルム転写に続く色刷りが不都合な条件下で行われ、その結果印刷品質が悪化することが、回避される。]
[0038] さらに、コーティングの塗布と、その際に用いられる材料との境界条件に応じて、接着剤の調量を制御することも可能である。その際、基層が滑らかであまり吸収しない場合、接着剤の塗布はより少なく選択されてよく、一方で基層がより単純で、それほど滑らかでなく、より多く吸収する場合、接着剤の塗布は多くされてよい。同様に接着剤の塗布は、転写フィルム5の種類に応じて調節されてよい。その際、転写フィルム5の表面層を、当該転写フィルム5の支持層から剥離する作業は、特に重要である。それゆえ、転写フィルム5が容易に剥離する場合は、それほど良好に剥離しない転写フィルム5の場合ほど多く接着剤塗布をする必要はない。このような調節は、塗布装置1における接着剤調量のためのプリセットの領域で選択され得る。]
[0039] さらにインキコントロール装置70は、測定の際、接着剤面の成形を検出することができ、その結果そこから、印刷された接着剤面がいかに良好に成形されているかと、それによってフィルム転写がいかに良好に実施可能かとが算出可能である。接着剤のための補助測定フィールド61の領域における、このとき算出される、基層の接着剤面の成形あるいは均一性および被覆のインデックスから、基層の性質が、当該基層の接着剤受容に関して推定されることができ、かつ制御アルゴリズムによって対抗制御され得る。]
[0040] それに加えて、理想的な方法で、インキコントロール装置70はインライン測定装置71として、印刷機の内部に設けられてもよく、しかもここでは塗布装置1の直後、たとえば当該塗布装置1の圧胴4に接して設けられていてもよい。そうすれば、接着剤塗布はフィルム転写の直前に測定されることができ、接着剤塗布と基層表面との間の相互作用の効果が、より迅速に補償され得、その結果より迅速によい製品が製造され得る。]
[0041] さらに、品質コントロール装置70によって、コーティング自身もコントロール可能であることも考えられる。そのために、いくつかの選択された、接着剤塗布のための補助測定フィールド61が、フィルムでコーティングされる。品質コントロール装置70が監視装置のやり方で実施されている場合、補助測定フィールド61のフィルムコーティングされた表面は、画線部分析ソフトを用いて、その表面品質、光沢、欠損のなさについて分析され得る。そのために測定値として、フィルムでコーティングされた測定フィールドの領域における、幾何学状の面被覆あるいは色調値の増大が問題となる。ここから、フィルム転写のための調節パラメータを導き出すことができる。そのために、機械の速度、転写フィルム5のウェブ張力、転写間隙6における側方向圧力、あるいは転写間隙6の前後のウェブガイドの状態が問題となる。]
[0042] それゆえ補助測定フィールド61は、続く色刷りのためのインキコントロールフィールドおよび、フィルム転写をコントロールするための測定フィールドと、組み合わせられてよい。品質コントロール装置70は、様々なコントロールフィールドもしくは測定フィールドを区別し、それぞれの品質基準に関して評価することができる。接着剤と印刷インキの調量の制御、あるいはフィルム転写プロセス自体の影響も、印刷機の開ループ制御装置と閉ループ制御装置によって、品質コントロール装置70もしくはインライン測定装置71の測定値から導き出される。]
[0043] 1塗布装置
2コーティング装置
3プレスローラ(3’)
4圧胴
5転写フィルム/フィルムウェブ(5’)
6転写間隙(6’)
7ロール駆動部
8フィルムストックロール
9フィルム巻取りロール
10プレス張設材
11インキ装置
12プレート胴
13ゴム胴
14フィルム誘導ローラ
15印刷装置保護部
16乾燥機
17検査装置
18ダンサーローラ
3’ プレスローラ
5’ フィルムウェブ
6’ 転写間隙
12.1印刷プレート(接着媒体)
40 圧胴
41印刷ブランケット胴
42印刷ブランケット/ゴムブランケット
43 プレート胴
44 印刷プレート
50 印刷装置
51給紙装置
52排紙装置
60印刷間隙
61補助測定フィールド
62 フィルム図柄
70インキコントロール装置
71インライン測定装置
80制御卓
81カラーマッチングデスク]
权利要求:

請求項1
画線部提供層を転写フィルム(5)から、接着媒体によって画線部に応じたコーティングが施された印刷枚葉紙に転写するための装置であって、コーティング装置(2)を有し、該コーティング装置(2)は共通の転写間隙(6)を形成する圧胴(4)とプレスローラ(3)とを含み、該転写間隙(6)を通って前記転写フィルム(5)は、フィルムストックロール(8)から前記プレスローラ(3)に接触しながらガイド可能であり、それゆえ前記転写フィルム(5)は、コーティングされた面とともに、前記圧胴(4)でガイドされた印刷枚葉紙に載置されたまま、コーティングを転写するために印刷枚葉紙とともに圧力をかけられ、前記転写間隙(6)を通ってガイドされるようなっている装置において、接着媒体のための塗布装置(1)が、多色刷り印刷機の印刷装置として形成されており、前記塗布装置(1)が、接着媒体を制御して供給するための調量装置を備え、フィルム転写のための運転モードで、印刷プレートへの接着媒体の供給が制御可能なように、前記調量装置を制御するための制御装置が備えられていることを特徴とする装置。
請求項2
前記コーティング装置(2)に、少なくとも1つの印刷装置(50)が後置されており、該印刷装置(50)において、転写フィルムでコーティングされた印刷枚葉紙に、印刷インキあるいはニスが転写されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
請求項3
接着媒体の塗布量を測定技術上検出するためのインキコントロール装置(70)が備えられていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の装置。
請求項4
前記塗布装置(1)において塗布された接着媒体の塗布量および/あるいは層厚および/あるいは染色と、少なくとも、前記印刷装置(50)において塗布された印刷インキの量の塗布量および/あるいは層厚および/あるいは染色とを、測定技術上検出するためのインキコントロール装置(70)が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
請求項5
印刷機のフィルム転写の運転モードで、前記塗布装置(1)に備えられている、接着媒体のための印刷プレートに、接着媒体の塗布量および/あるいは層厚および/あるいは染色を測定技術上検出するためのコントロール領域あるいはコントロールフィールド(61)が備えられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
請求項6
接着媒体の塗布量および/あるいは層厚および/あるいは染色が、インキ測定装置によって測定技術上検出可能になるように、インキのように形成されたあるいは染色が施された接着剤が、前記塗布装置(1)において使用されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
請求項7
接着媒体が印刷された前記コントロールフィールド(61)の領域においてフィルム転写が行われないように、前記コーティング装置(2)が形成されていることを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の装置。
請求項8
接着媒体が印刷された前記コントロールフィールド(61)の領域において前記転写フィルム(5)が前記圧胴(4)に対してプレスされないよう、プレス張設材(10)が取り付けられているように、前記コーティング装置(2)の前記プレスローラ(3)が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
請求項9
前記プレスローラ(3)上の前記プレス張設材(10)の下部構造、あるいは前記プレス張設材(10)自体が、接着媒体が印刷された前記コントロールフィールド(61)の領域において空けられていることを特徴とする請求項7あるいは8に記載の装置。
請求項10
接着媒体が印刷された、選択された前記コントロールフィールド(61)の領域においてフィルム転写が行われるように、前記コーティング装置(2)が形成されていることを特徴とする請求項3から6に記載の装置。
請求項11
接着媒体が印刷された、選択された前記コントロールフィールド(61)の領域において前記転写フィルム(5)が前記圧胴(4)に対してプレスされるよう、前記プレス張設材(10)が取り付けられているように、前記コーティング装置(2)の前記プレスローラ(3)が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
請求項12
フィルムでコーティングされた、選択された前記コントロールフィールド(61)が、フィルムでコーティングされたその表面に関して測定され、あるいは画線部的に検出され、かつ測定値あるいは画線部データが分析ソフトあるいは画線部分析ソフトによって処理され、その結果フィルムコーティングの面被覆および/あるいは色調値の増大および/あるいは光沢および/あるいは完全性が識別されることを特徴とする請求項10あるいは11に記載の装置。
請求項13
印刷機の開ループ制御装置と閉ループ制御装置とには、基層、転写フィルムおよび/あるいは接着剤の品質に関する調節パラメータが保存可能であり、かつインキと接着剤との調量がパラメータに応じて調節可能であることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
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